20150704 T池 しとしと雨のサスペンドバイブ2015/07/04 22:19

Data
[天気] 雨
[最低最高気温] 22度/24.5度
[潮汐] 中潮(down)
[日の出/日の入] 4:43/19:10
[前日の天気] 雨 のち 曇り
[先週の天気] 雨や曇り。特に木曜は大雨

午前中からシトシトと雨降り。午後は一時的に止む予報だったので釣行したが、雨は降り止まず。しかしバスの活性は上々。夕方には本降りの雨になったので早めに切り上げたが、どの魚も35cm前後でけっこう手応えがあり、短時間で楽しい釣りができた。

Fish#1/#2/#3
[ルアー] コットンコーデル スーパースポットCS25 クロームブラック
[アクション] ポンプリトリーブ (||:プリプリ、プリプリ。プリプリプリ。プリプリプリ。:||)
[時刻] 14:30/14:43/14:52
[気温] 23度
[水温] 24度?
[風] ほぼ無風
[場所] 北東奥のカナダモの一番厚いエリア
先週も魚が浮き気味だったことと、小雨でローライトという状況から、今日はもっとレンジが浅いと推測して、最初に選択したのがスーパースポットのサスペンドタイプ。これがいきなりパターンにはまった。3投目で1匹目がバイトし、3匹連続ヒットとなった。ルアー着水後、2~3巻きほど牽いて深度を安定させてからポンプリトリーブした。たまにジャーク的な速めの煽り方を交える。バイトは、竿を倒し込みながら糸フケをとる間のルアーの停止中前後に集中し、ルアーが止まるか、プッという感じの軽いアタリ。層としては水面下30~40cmといったところだったろう。サスペンディングスポットの良いところは、サスペンドバイブのほとんどが実際はスローシンキングなのに対して、本当にサスペンドだということ。本来の呼び名「リップレスクランク」が示す通り、リトリーブすればやや潜ろうとするので、竿の上下角度とリトリーブスピードを調節してやれば狙った一定層を牽いてくることができる。ちなみにラトル入りで、音はオーソドックスなジャラジャラ音だ。

Fish#4
[ルアー] M-1 インスパイア ミノー ザッコ
[アクション] ディープトゥイッチ
[時刻] 15:29
[気温] 22度
[水温] 24度?
[風] ほぼ無風
[場所] Fish#1/#2/#3と同じ
M-1でも出るんじゃないかとやってみたら出た。着水して、ルアーを沈めるための最初のディープトゥイッチの2弾き目でいきなり食いついた。ただし、この後はディープトゥイッチにもトゥイッチにも反応なし、先週当たったBカスタムチャター+スイングインパクトFat 4.8" も試したが不発だった。

スコーピオンDCの怪2015/07/05 17:42

友人の11スコーピオンDCが調子悪いというので、預かって修理をした。じつは前週も他の友人の同機種を修理しており、連続2台だ。

まず、フルクリーニングがてら全バラして必要な部品を判断する。このリールは某ユーズドタックルチェーンで比較的安く買った中古なのだが、中古ショップで相場より安い玉は、だいたいソルト使用歴ありと考えて間違いない。まずスプールベアリング片方が、ボールが錆びてほとんど回らない状態。加えて、クラッチカム(下図102)の動きを助けるベアリング(下図61)の動きが渋い。1年ほど前、クラッチが切れたまま戻らなくなって彼はこいつを一度メーカー修理に出している。その際は、基本整備つまり各部清掃・グリスアップだけで帰ってきた。しかし、根本原因のひとつがこのクラッチカムベアリングにあることはほぼ間違いない。抵抗に逆らいながら動き続けた影響で、クラッチカムの、クラッチヨーク(下図101)との摺動面が、粗く摩耗している。致命的なレベルではなかったが、シマノホームページのパーツ価格表で調べたところ200円と安価。再び症状が出ると悲しいのでこれも交換部品リストに加えた。クラッチヨークはクラッチカムより固い種類の樹脂でできているのでさらに軽症で、今回は交換を見送った。
巻きにゴロゴロ感があるので最初から予定していた通り、メインギアとピニオンギアは新品交換。減りといってもルーペでよく見ないと分からないレベルなのだが、こいつらの噛み合わせはかなりデリケート。先週ギア交換をした同機種は、最初まずピニオンギアだけ交換してみたところ、交換前とは別な感じのゴロゴロ感が酷く出て、結局メインギアも交換した。メイン:2000円、ピニオン:1000円とまあ納得のできる値段だし、バイクのスプロケット&チェーン同様、同時交換した方が効果が高くギアの寿命も延びる。一方、スコーピオンDCに使われているベアリング類はどれも防錆処理のされたS-ARBまたはARB(たぶんAnti-Rust Bearingの略)であり、大小にかかわらず1個1200円もする。友人と相談の上、いつものミネベア社製ステンレス両シールドBBを、これもいつものイリジョンで調達することに決定。クラッチカム用がDDL-1280ZZ(8x12x3.5mm)で259円、スプール用がDDR-1030ZZ(3x10x4mm)で288円也。

スプールの回りが悪い点がちょっと気になっていたので、買い置きしてあったDDR-1030ZZを使ってスプール系だけ仮組みしてみる。これが驚いた。なんと、DCユニットのコイルを格納している筒状部分の先端が、スプール中央の壁と接触しているのだ。こんなのアリ?
なんでコイルスリーブとスプールセンター壁とのクリアランスがこんなに狭くできてるのよ。スプールシャフト先端とメタルブッシュが0.15mmずつ磨り減っただけで、あっという間に接触してしまう。もしかするとユニットの内側への異物や水の侵入を抑えるためかもしれないが、注油のためにスプールを外すだけでもドライバーが必要な構造であるからして、スプールシャフト端にオイルを点すのが簡単でなく、設計のちくはぐさは否めない。一応、DCユニットの尻には「注油穴」が設けられているが、1mmにも満たない小さな穴からどうやって適量のオイルが点せるのよ。それをするにも、少なくともパーミングカバーを2個のビスを回して外さないといけない。世の中にはネジの締め加減の分からない人の方が多いんだから。そういう人が注油用に注射器を買うとも思えない。

いや、悪いものとは思わないですよ、スコーピオンDC。挑戦的な電子ブレーキを搭載して、あの価格は紛れもなくバーゲンプライス。2台バラして、愛着さえ湧いています。でも、先着xx名様1万円で売ってても、自分は手を伸ばすかと訊かれれば...。その価格設定が逆に、「キミにも買える開発モデル」あるいは「DC依存症製造マシーン」「次はアンタレスやカルカッタコンクエストへステップアップ!」みたいな臭いを感じてしまうんだなぁ。

6000円もするスプールを新調する気はないし、メタルブッシュ(「座金」という名称で100円)や調整座金セットを追加注文して待つのは今回は無しにして、適当な塩化ビニール板をメタルブッシュと同じ径に切り抜いてシムを作り、メタルと注油穴の間に嵌め込んだ。厚みは0.3mmだ。外径は3.5mmで、ちょうど、レベルワインドピンのシムと同じ。この個体ではもともとレベルワインドピンに0.1mm厚のシム(前出のパーツ図48でお値段50円:個体によって有無や厚みは異なる)が入っていたので試しに当ててみたところ、当機の症状を直すには薄すぎたものの、径はぴったりだった。今度やる時があったらこのシムを利用するとしよう。「48番のクロスギアピン調整座金セットください」と注文すれば、数枚セットでも買えるらしい。シマノホームページの調整座金セットの説明によると 0.2mm x 3枚が来ると思われる。

さて、注文したパーツが1週間とせず揃い、本組み立てに入る。いつもの如く、スプール用の汎用BBは片シールド化してグリス抜きし、謹製ケミシンオイルで潤滑。クラッチカム用はフェザーライトな回転性能は必要なくそこそこの性能の維持が重要なので片シールド化もグリス抜きもせず、逆に、シールド面を適度に覆うようにリチウム石けんグリスを塗布して取り付ける。細工は流々。スプールを指で弾くといつまでも回っている。クラッチの切れや戻りもクリスピーだ。

噂には聞いていたが、シマノのメーカー修理はこんなもん? このケースに関する限り、医者だったら「ヤブ」と呼ばれてもしかたないのではなかろうか。もともと頼る気はないが、やっぱり自分でメンテするのが一番だと再認識した次第。

20150711 T池 夏の気配2015/07/11 22:10

Data
[天気] 晴れ
[最低最高気温] 22度/29度
[潮汐] 若潮
[日の出/日の入] 4:47/19:09
[前日の天気] 曇り 時々 雨
[先週の天気] 降ったり止んだりの曇天雨続き

久しぶりの晴天。蒸し暑い。午後2時から入漁。先週の雨で水位は20cmほど上昇している。最初試行錯誤はあったがいろいろなルアーで狙って釣れたのでまあ良し。

Fish#1
[ルアー] M-1 インスパイア ミノー C.B.S. ハーフスケルトンアユ
[アクション] ディープトゥイッチ&トゥイッチ (||:トゥル。トゥル。。トゥル。トゥル。。トゥル。トゥル。。ツン、ツン。ツン、ツン。。:||)
[時刻] 17:16
[気温] 26度
[水温] 26.5度
[風] 西の風 1m
[場所] 中央首部。北東奥から伸びるカナダモ帯オープンウォーター
北岸から打つ。強い日差しと水温上昇で魚はやや潜り気味と考えて、いつもよりディープトゥイッチを多めにして深度を落とし、交えるトゥイッチは優し目に。ディープトゥイッチが終わったところで、次のアクションに移ろうとした時にルアーが動かなかったので魚と確信してアワセた。このM-1は先々週タックルベリーで見つけた中古で、緑がかった面白い色をしている。初めて目にした色だ。10個以上蓄えているが、生産も終わってしまったことだし、見つけるとどうしても買わずにいられない。C.B.S.モデル(固定重心で微少なコトコト音しかしない)で釣ったのは初めてだと思う。

Fish#2
[ルアー] コットンコーデル スーパースポットC25 ロイヤルシャッド
[アクション] ジャーク的なポンプリトリーブ
[時刻] 17:49
[気温] 26度
[水温] 26.5度
[風] 西の風 1m
[場所] 前記と同じ
M-1で次のヒットがないので、同じレンジをバイブレーションに換えて攻める。ウェイトが軽めとはいえステディリトリーブだと沈みすぎて藻の頭に触れてしまうのでポンプリトリーブする。ロッドはあまり立てずポーズもごく短いのでリフト&フォールではない。その短いポーズの時にブリッとアタった。

Fish#3
[ルアー] カットテール6.5" スモーク/ブラック,ブルー&ゴールドフレーク 1/2ozテキサス
[アクション] 蓮の隙間に落としてゴソゴソ
[時刻] 18:45
[気温] 26度
[水温] 26.5度
[風] 西南西の風 1m
[場所] 中央首部。南岸のアシ横の小規模蓮パッチ
先々週の快感をもう一度、と期待して、同じ場所・同じ攻め方でトライ。数投目で1匹出てくれた。ゴソゴソ誘うまでもなく、打ち込んでワームが沈む間にコンッと気配があり、グーッと引っ張り込むまで聞いてからアワセ。あの時よりサイズは小さいかったが、この気持ちよさは癖になる。ここを狙う前に北東奥南側ワンドの広い蓮パッチでも何度も打ち込んでみたが、あっちは攻めまくられてスレているのか、2度アタリらしきものがあったものの、すぐに放してしまいアワセまで至らなかった。

20150719-20 T池 やけに元気な魚たち2015/07/20 22:31

2015/7/19
Data

[天気] 晴れ
[最低最高気温] 25度/29度
[潮汐] 中潮(Down)
[日の出/日の入] 4:52/19:05
[前日の天気] 曇り 時々 雨
[先週の天気] 台風の影響でずっと降ったり止んだり。週後半は暴風雨

今日も午後から。蒸し暑い。水位は平常より10~15cm高い。ここ最近の楽しみとなった蓮の小規模パッチは、入れ替わり立ち替わり攻められ反応なし。居場所をつかむまで時間が掛かった。釣ったバスは非常に元気が良く暴れ、ランディングに手こずるほど。ちょうど今がここのバスの適水温なのかもしれない。下記水温は駆け上がり付近の中層で測ったもので、ウェーダー越しに感じる浅瀬の水は30度くらいあると思われ、逆に、深めに立ち込むと時折ひんやりした流れを感じる時もある。

Fish#1
[ルアー] M-1 インスパイア ミノー ザッコ
[アクション] ディープトゥイッチ
[時刻] 16:35
[気温] 28度
[水温] 28度
[風] 風向定まらず 1m
[場所] 北東奥から伸びるカナダモ帯の上
中央首部南岸のアシ脇に立ち込んで北東向きにキャスト。いつもの水面と平行のディープトゥイッチだが、今回のはやや強めでジャークに近かった。

Fish#2/#3
[ルアー] Bカスタムチャター 3/8oz クロキン + サイコスティック4.5" ウォーターメロン/ブラック&ゴールドフレーク
[アクション] 藻ぎわでの高速ピックアップ(1秒にハンドル2回転くらい)
[時刻] 17:15/17:23
[気温] 27度
[水温] 28度
[風] 西の風 1m
[場所] Fish#1と同じ立ち位置
1匹目は偶然。真向かい方向(北)へキャストし1秒にハンドル2回転ほどのスピードでカナダモの上をステディリトリーブしてくると、立ち位置より3mほど沖から駆け上がりに掛けて藻のやや盛り上がった帯があるため、チャターがほぼ必ずつっかかる。そのため、ルアーが盛り上がりにカスった瞬間にロッドを立てて回収するようにしていた(スピードはそのままで)。何投目かに、ピックアップに入った瞬間にゴッと押さえ込まれるアタリ。2匹目はこれを意図的にやって釣った。

2015/7/20
Data
[天気] 晴れ
[最低最高気温] 25度/31度
[潮汐] 中潮(Down)
[日の出/日の入] 4:53/19:05

15時くらいから。前日にもまして日差しが強く暑苦しい。昨日のピックアップバイトが面白かったのでBカルタムチャターの他ハイピッチャー3/8ozでもやってみたが、そう思いのままにはいかないものだ。代わって今日は軽量バイブがヒット。層はやや深めで、カナダモのまさにツラぎりぎりといったあたり。

Fish#1/#2
[ルアー] コットンコーデル スーパースポットC25 ロイヤルシャッド
[アクション] 激しいストップ&ゴー
[時刻] 17:55/18:04
[気温] 28度
[水温] 28.5度
[風] 西の風 1~2m
[場所] 北東奥から伸びるカナダモ帯の上。立ち位置も前日と同じ
魚に充分追う元気があることと、比重小さめとはいえ普通のポンプリトリーブではカナダモに絡んでしまうことから、ロッドを10時~11時辺りでブインブインとエネルギッシュにポンプリトリーブ。糸フケをと取る時も、ルアーに沈む隙を与えないよう素早く巻き取り。傍目にはきっとポンプリトリーブに見えたはずだが、ルアーの動きとしてはストップ&ゴーに近い。正直、疲れる。サスペンドのCS25でやればもっとゆったりと楽にできるが、それだと出ないのだった。

Fish#3
[ルアー] コットンコーデル スーパースポットC25 ロイヤルシャッド
[アクション] 激しいストップ&ゴー
[時刻] 19:02
[気温] 28度
[水温] 28.5度
[風] 西の風 1~2m
[場所] 北東奥から伸びるカナダモ帯の上
釣り方はFish#1/#2と同じ。北東南側ワンド入口の岬(上記の東隣)に立ち込んで。

Fish#4
[ルアー] ボイルトリガー(77) ゴーストアユ
[アクション] ||:ピクッピクッ。。ピクッピクッピクッ。。。:||
[時刻] 19:40
[気温] 27度
[水温] 28.5度
[風] ほぼ無風
[場所] Fish#1/#2の立ち位置とFish#3の立ち位置を隔てる張り出し樹木の50cm沖
どうしてもこれがやりたくて日没まで粘った。最初の2匹は出ても喰いきれなかったが、3発目でしっかりノった。少し長めのポーズ中に派手に出た。32cmくらいのやけに黒々とした元気なやつ。満足満足。

20150725 T池 猛暑到来2015/07/25 21:23

Data
[天気] 晴れ
[最低最高気温] 25度/35度
[潮汐] 長潮
[日の出/日の入] 4:56/19:02
[前日の天気] 晴れ
[先週の天気] 連日30度越え。木曜に強い雨

今年最初の猛暑日。正午から始めてしまったので夕方にはくたくた。水位は平常+5cm前後。スラッゴーをカナダモの上で踊らせる戦法をテーマにして行ったのだが相手にしてもらえず。カバーテキサスで何とか1匹獲った。

Fish#1
[ルアー] カットテール6.5" スモーク/ブラック,ブルー&ゴールドフレーク 1/2ozテキサス
[アクション] 蓮の隙間に落としてゴソゴソ
[時刻] 18:44
[気温] 32度
[水温] 29度
[風] 西の風 1m
[場所] 中央首部。南岸のアシ横の小規模蓮パッチ
もはや定番化したこの攻め方で、36cmのグッドサイズ。こいつの前に東南大ワンドの蓮パッチでも2バイトあり、2回目はフッキングしたもの蓮化けしFPPストレート&タングステンシンカー&カットテール&極みストッパーをロスト。在庫がもうない、補給せねば。ナイロン14lbでこんなことをやってる自分が悪いのだ。フロロに巻き替えるべし。