シマノ党からAbu党へ鞍替え中 ― 2015/04/10 22:49
そんな折、釣り具のイシグロの新装オープンのセールで、Revoが大放出の47%引きになっているのに行き当たってしまった。何機種か並んでいたが、スコーピオンの流れで円心派となっているので、Elite(7.1:1のやつ)をひっつかんでレジへ直行。ウカれて、保証に必要となるであろうレシートをレジ横の不要レシート箱にうっかり捨ててしまったほどだ。
- 造りが雑。部品のバリが残っていたり、メッキ樹脂パーツの裏側のあまり目に付かないところのメッキが不十分だったり、塗装のフチにブツがあったり。
- 円心ブレーキIVCBは構造的にブレーキウェイトの踊りが宿命なのでキャスト音が安っぽくウルサい。
- 買ったままだと内部の注油が過多で、下手すると外装にまでにじみ出していたりする。
しかし、それらを上回って自分のツボにはまる部分が幾つもあったのだ。
- 横幅は広いがロープロファイルで、自分の手に合っていてパーミングとサミングがしやすい。
- 買ってすぐバラせる。バラさなきゃならない。一旦ワンウェイクラッチ以外の油脂を全部洗い流して、部位毎に最適な潤滑油と分量に調整し直す。ベアリングは、片側オープンにしてパーツクリーナーでグリスを完全除去しBB用オイルを点す。
- IVCB-VIはブレーキが効き過ぎ。ブレーキアームを2個取り外してIVCB-4に先祖返りさせる。
このようにして、うちへやって来たほぼその日のうちに、自分色に染まるのである。何より気に入っているのは、釣り場での円心やメカニカルブレーキの調整がアバウトでいいところ。スコーピオンXTだとけっこうチマチマ調整しないとちょっとしたミスキャストでもバックラッシュするのに対して、Revoは「円心調整ダイヤルはこのへん」と決めた位置でだいたいカバーでき、大げさな雄叫びを上げながらもスコXTより飛距離が出て、しかも、とんでもない逆風かとんでもない下手でもしない限りバックラッシュは滅多にない。ブレーキチップ個数が現場では変えられず外部調整ダイヤルのみのIVCBは、チップ個数のオン/オフで効きを調整するSVSに比べて変化の幅が小さいから、あまり神経質になる必要がないのだ。
本当はALTがもうひとつ欲しいと思っていた。メインギアがブラスで質実剛健なところも性に合っている。しかし、ソルトも視野のALTは、スプールが16lb-100mと深すぎて、野池バサーの自分にはDeez Kitの12lb-100mのセミシャロースプールが必須。でも、エリートなら標準スプールが14lb-100mなので少し下巻きすれば野池にも適していて、ALT+Deezキットと変わらない値段で買えたのでよかったヨカった。ただ、バラした時、レベルワインドウォームギアの片端にベアリングがない! 添付のパーツリスト上では存在するのだ。あと一歩で店に文句を付けに行くところだったが、Googってみると、Eliteは片端だけなのが正常と分かった。後日パーツ屋に注文して取り付けたのは言うまでもない(ミネベアDDL-740ZZ)。パーツリストまでアバウトかよ。それでも好きだよー君はセンチメンタル・フレーンド...
20150411 T池 ミノーの季節到来 ― 2015/04/11 22:31
[天気] 朝9時頃まで雨 のち 晴れ
[最低最高気温] 11度/18度
[潮汐] 小潮
[日の出/日の入] 5:25/18:21
[前日の天気] 一日中本降りの雨
[先週の天気] 雨や曇り多く気温低め
春前に-1mくらいまで水位が下がっていたが、春の雨で回復してきており満水まであと60cmくらい。先週(曇り&小雨)はハス地帯(赤みがかった若葉状態でまだ隙間がある)でのスピードクローのノーシンカーバックスライドリグがヒットしたが今日は効かなかった。先週・先々週と良かったBカスタム1/2の中高速牽きと、ハイピッチャー3/8のバジング->カーブフォール->牽きも、本日は通用せず。
Fish#1

[アクション] トゥイッチ&ジャーク (||:ツン、ツン。。ツン、ツン。。トゥル。トゥル。。トゥル。トゥル。。:||)
[気温] 16度?
[風] 南西の風 3m
[場所] 北東奥のカナダモ地帯オープンウォーター
Fish#2

[気温] 15度?
[風] 南西の風 2m
[場所] Fish#1と同様
リールグリス考 ― 2015/04/15 16:57
巷の釣り関係の趣味サイトの多くがリールしかいじったことのない子供で、あまりにもプラシーボ効果と「チューニングメーカー」の美辞麗句に侵されたオカルト的なものばかりで頼りにならなかったので、改めて調べてみた。自分は油脂製造メーカー勤めでもプロの機械整備士でもないが、バイクやらクルマやらパソコンやら、機械いじり歴は長い。
まず、グリスは粘度の高いオイルではない。グリスは石けん系と非石けん系に大別される。
石けん系は、基油(潤滑の主役: "Base Oil" 「きゆ」とも「もとゆ」とも)、増ちょう剤である金属石けん(一般的には全体質量の20%前後)、添加剤からなる。金属石けんは、脂肪酸とカルシウム・リチウムなどの金属をアルカリでけん化させたもので、非水溶性、親油性の繊維(太さ数ナノメートル、長さ数ミクロン)の集まり。繊維の強さ・耐水性・耐熱性などの性質は、けん化の際に添加する金属ごとに特徴がある。ごく平たく表現すると、石けんグリスは増ちょう剤という微細なスポンジにベースオイルを含ませたものと言え、石けん繊維間からオイルが適度に滲み出すことによって、擦れ合う部品どうしを持続的に潤滑することができる。最後の添加剤は、酸化防止剤、錆止め、耐荷重添加剤など。モリブデングリスは「モリブデン石けんグリス」ではなく、一般的にはリチウム石けんグリスに、添加剤としてモリブデン化合物を加えたものだ。リチウム石けんグリスは、何かの面で突出した優越性があるわけではないが、「欠点がない」優等生グリスと言われる。
非石けん系は、それ自体に粘りや潤滑性を持つPTFE(PolyTetraFluoroEthylene=フッ化炭素樹脂)・ウレア樹脂(Urea=尿素)などと、シリコンオイル・フッ素オイルなどの基油を混合したもの。平たく言うとプラスチックのペーストだ。基油と増ちょう剤と添加剤の境界が曖昧で、ほぼ似たような組成の製品でも、名称がPTFEグリスだったりシリコングリスだったり、PTFEベースと書かれていたりPTFEは添加剤扱いだったりとまちまち。主な非石けんグリスは、ウレアグリスを除き、高荷重部位には向かない。ウレアグリスが高価なのは200度・300度という耐熱性の価値と言ってよく、リールを10,000rpmで巻きギアを赤熱させる超人にとっては意味があるかもしれない。普通の人間は、その分を、良い基油や添加剤を使ったリチウム石けんグリスに注ぎ込む方が徳だ。
自分もいろいろと間違ったことをやってきた。PTFEグリスとリチウム石けん二硫化モリブデングリスのブレンドとか。別の種類(ブランドの話ではない)のグリスを混ぜると、組成の異なる増ちょう剤が互いに影響を与えて、硬化したり逆に軟化したりオイル保持力が落ちたりして、ほとんど改悪にしかならないというのがグリスの常識。そこにあるのはマイブレンドの自己満足だけだ。二硫化モリブデンはベアリング効果を持つが、そもそもバス釣り道具のどこにそんな馬鹿力が掛かるのか。我ながらアサヂエだった。ちなみに、二硫化モリブデンは、潰れると硫黄を発生させるので樹脂を侵す可能性もある。手回しリール程度の負荷で、問題になるほど発生するかは疑問だが。有機モリブデングリス(黒でなく黄土色)は硫黄の発生はない。
シマノの自転車用高級グリスデュラエースグリスも失敗だった。性状からもネット情報からも、デュラエースはカルシウム石けんグリスに違いない。柔らかいが粘りが強すぎて回転が重くなる、リールには全く不向きなグリスだった。カルシウム石けんグリスはカップグリスあるいはシャーシグリスとも呼ばれ、自動車のホイールハブやクレーン車のアームとか水中ポンプなど、雨水にじゃばじゃば洗われる部位に大量に使用されるグリスで、どちらかといえば潤滑よりシール力や持続性が売り。しかも、グリス界では並級品扱いで、一般的な市場相場はキロ数百円程度と安価。小分けにしてかっこいいラベルを貼ってあれば喜んで大枚をはたくという人はアベノミクスのためにもどんどん使っていただきたい。
写真が現時点での愛用グリス達
- モチュール テックグリス300 リチウム石けんグリス ちょう度:NLGI-2 やっと行き着いた1本。メインドライブギアはこれに限る。スピニングも含め、ギアボックスの中はこいつだけで通す時もある。リールによっては多少「シャーシャー」音が気になる人もいるかもしれないが、基油(半合成)の良さなのか、動きは滑らかだ。糸引き系の粘りがないので定着がよく持ちもいい。シールドベアリングの中に充填されているグリスもリチウム石けん系のはずであり、回転の軽さよりも耐久性を重視したい位置のベアリングの、シーリング目的にも気兼ねなく使える。もちろんスプールベアリングにグリスは使わない。
- ダイワ リールガードグリス グリス種不明(おそらくリチウム石けん) ちょう度:不明(NLGI-00~0程度?) レベルワインドウォームギアに使用。ごく少量しか付けないので10年経ってもなくならない。今はパッケージが全然違って、これよりサラサラ。
- ワコーズ スーパーSG シリコングリス(PTFE添加) ちょう度:不明(NLGI-1程度?) 軽負荷もしくはあまり連続的に動かない部位や、水に触れる可能性の高い、主にプラスチックパーツに使用している。クラッチレバー(ノブ)の両端とボディとの接触面、クラッチレバープレートとシャーシとの接触面、ハンドルノブシャフト、レベルワインドパイプの外面、レベルワインドガイドピンの表面、メカニカルブレーキキャップのネジ部及びOリングなどだ。いずれもハンドクリーム感覚の少量塗布。クラッチヨーク周りに使う時だけは少し多めに付ける。
- Abu リールルーブ PTFEグリス ちょう度:不明(NLGI-0~1程度?) レベルワインドを駆動する樹脂製ギアなど負荷のごく小さい箇所に使用。少し糸引きがあるため、糸状になってギアからだんだん離れていってしまうのが難点だ。スーパーSGで挙げた箇所は全てこいつでも代用可能。PTFEグリスの特性上、耐水性は高いはずだが、スーパーSGよりちょう度が低いため繰り返し水に洗われると流れやすく、一度オーバーホールして満足してしまう無精な人には不向き。
番号無しは、グリスでないがついでに。ネジの緩み止め・スレッドロックだ。多量に使うものではないのでこいつも長年の使用でラベルが消えかけているが、LOCTITE(ロックタイト)という製品の中強度版。別メーカーでPermatexという製品もあり、そっちも有名だ。リールだけでなくノートPCなどの分解組み立てにも必需品。付けすぎには注意。
20150418 T池 春のM-1祭り ― 2015/04/18 21:51
[天気] 晴れ のち うす曇り
[最低最高気温] 7度/21度
[潮汐] 大潮
[日の出/日の入] 5:18/18:27
[前日の天気] 曇り のち 晴れ
先週よりさらに水位回復し、満水まであと40cmくらい。ややマーキーで、沈み藻の存在が水色で分かるか分からないかくらいの水質。午後からの釣行で、マズメまでは、Bカスタム、ハイピッチャー、スイングインパクトFat4.8inのスイム、カナダモ帯でのフラットバックジグ3/8+パワーホッグ4in/ブラッシュホッグ、ソウルシャッド58SP-SRの早牽きやジャーク、だいぶ葉が育ってきたがまだ隙間のあるハス地帯でのスピードクロー・ノーシンカーバックスライド、Flat95F、いずれも不発。ところが...
Fish#1/#2/#3/#4/#5
[アクション] トゥイッチ&ジャーク (||:コィ、コィ。。コィ、コィ。。コィ、コィ。。トゥル。トゥル。。トゥル。トゥル。:||)
[気温] 17~16度?
[風] 東の風 1m~無風
[場所] 北東奥のカナダモ地帯オープンウォーター
20150425 T池 今日は巻きもの ― 2015/04/25 22:22
[天気] 晴れ
[最低最高気温] 15度/24度
[潮汐] 小潮
[日の出/日の入] 5:08/18:33
[前日の天気] 晴れ
[先週の天気] 月曜のみ本降りの雨。以降は好天で平年並の暖かさ
月曜の雨でほぼ平常水位となり満水まであと20cmくらい。水はマーキーで、沈み藻群の存在がかろうじて分かる程度。14時頃から開始。夕まずめまでやったが先週あれほど当たったミノーが完全に不発。代わって巻物で2発。
Fish#1
[アクション] カナダモの面に触れるか触れないかの低中速巻き
[気温] 22度?
[風] 西の風 3m
[場所] 北東奥のカナダモ地帯オープンウォーター
Fish#2
[アクション] カウント1秒で中高速ステディリトリーブ
[気温] 21度?
[風] 西の風 3m もろ逆風
[場所] 上と同じ場所
上記のバイブレーションでのアタリが遠のいたのでルアーローテーション。先々週、木に引っかけてロストした愛用ダブルウィローの補充で中古を物色した際に、ついでに買ったタンデムウィロー。このモデルでのフィッシュは確か初。他にも1回アタリらしきものがあったが、ノったのはこいつだけ。自分はこれまでの釣果から、中速以上の横っ走りはBカスタム(1/2oz)、中速以下はNoriesのクリスタルS、フォールの美しさはOSPのハイピッチャー(3/8oz)と勝手に決めつけている。
スプールBBオイルはこれに決まり! ケミシンオイル ― 2015/04/26 00:47
ノーマルベアリングの片面のシールドを外して、パーツクリーナーで油脂をすっかり除去したところへ、ベアリングオイルを一滴か半滴垂らす。オイルを行き渡らせるため、ベアリングをピンセットに刺して指先で回す。いきなり勢いよくブン回すとドライスタートとなって軌道やボールを傷めるので、最初の約10回転はぐっとこらえて羽根で撫でるが如くそろそろと回さなければいけない。馴染んだら勢いよく、しばし、滑らかな回転を味わう。ん~気持ちいい___これはこれで一種の変態かもしれない。
ベアリングオイルは、自分は今までYTフュージョンの金の雫というやつを使ってきた。よく回り、雨に降られながら釣りをしてもオイルが乳化するようなこともなく、概ね満足していた。ただ、1日釣りをしたあとピンセットに刺してもう一度回してみると、前夜ほどの気持ちいい回転はもうない。財布にも優しくない。
で、ある日、変なことを思いついた。十数年前に入手したケミチューンというエンジンオイル添加剤が、物置に残っているのを思い出したのだ。昔おんぼろのランクル40に乗っていた頃、ディーゼルオイルにこいつをドーピングして、なんとか寿命を延ばした経験がある。ギアやシリンダが摩擦を受けるに従って、金属表面に硬質の被膜が出来るというシロモノで、おんぼろ車には間違いなく効果があった。その頃たまたま、発売元の日本ジープセンターが近所だったこともあり、よく遊びに行った。ジープやミリタリービークルの世界では有名なショップらしいが、半ば解体されたカーキやオリーブドラブの厳ついクルマが敷地内にごろごろしていて、社長もスタッフも独特で、変な店だったなぁ。そういえば、ヨンマルに乗っていると、同じヨンマルとすれ違う時に「あんたも苦労してまんなー」って感じで互いに合図を送ったりするんだよなー。懐かしいなぁ。
...話がずれた。現実に戻ろう。ごくプレーンな精製油に、ケミチューンを混ぜたらどうかと思ったのだ。さっそくホームセンターへ行き、エーゼットのミシンオイル:100ml入り税込み204円を買ってきた。裏書きには「精製白色スピンドル油 JISマシン10相当」と書いてある。10相当というのは粘度のことで、ホームページで再確認するとISO VG10とある。一緒に買った70円のオイル差しに小分けして揺すってみると、色といいさらさら加減といい、スコーピオン付属のオイルと瓜二つだ。金の雫に比べれば少~しだけとろみが強い。添加剤の配合はケミチューンの推奨通り、ベースオイルのだいたい10%とする。
Revoエリート7から外したBBを改めてパーツクリーナーで洗浄してから、謹製ケミシンオイルを垂らす。いつものようにピンセットの先で回してみる。惰性で回る回数は金の雫とたいして変わらない。ん?なんだか、だんだんシャー音が小さくなってきたぞ。これはいいかもしれない。4台の愛用ベイトリールのうち、アルデバランにも同じように施して、検証のため、次の週末に1日(半日)、野池でブン投げてきた。帰宅後、4台のスプールベアリングをピンセットの先で回し比べたところ、なんと見事。今まで通りのやつは、できうる限りの勢いで弾いてもベアリングの玉が見えるほどのスピードで1回転半くらいしかしなくなっているのに対して、ケミシンオイルの方はまだ玉が見えない速さで回るのだ。それどころか、クリアランスの大きいAbu純正ベアリングは、付きもののシャー音がほとんど消えているではないか。早速、あとの2台もChem-chine化せずにはいられなかった。
しかしエンジン添加剤ってのも馬鹿高いからなぁ。600ml缶で1万円もする。リール用チューニングオイルとどっちが高いんだ? 換算してみよう。ありゃりゃ?
なお、無段式のワンウェイクラッチ(※)に、この種の添加剤入りオイルは厳禁だ。ワンウェイクラッチは、逆転方向でのニードル(ローラー)と外輪/内輪との金属抵抗によるクサビ効果こそが命だからだ。ケミシンオイルでアンチリバースが効かなくなったらそれこそ効果の証になるが、試してみる気はアリマセン。
※ メーカーによりインスタントアンチリバース(Abu)、インフィニットアンチリバース(ダイワ)、ローラークラッチ(シマノ)などと呼称が異なる。一昔前のスピニングリールで一般的だった、1周のうち決まった位置(8箇所とか)でしかアンチリバースの効かないやつは、機械の用語では「ラチェット」と呼び、「ワンウェイクラッチ」とは構造が全く異なる。
後日追記: オイル差しに入れっぱなしのケミシンオイルを10日間ほど観察しているが、分離・沈殿・濁りなどは全く発生していない。作った時の透き通った均一な薄琥珀色のままだ。この間、スプールペアリングへの再注油はあえて控え、計4日ほど釣りに行っているが、相変わらず回転は良好。樹脂製サイドカバーにシミができるなどの副作用も見られない。ケミチューンはアルコール系ではないので初めからあまり心配はしていなかったが。
追記#2: エンジンと違って、リールのベアリングは始終油に浸かっているわけではない。実験のため5釣行再注油なしで駆使したところ、Abu Worksのベアリングだけ変な音がし出した。コーティング剤入りオイルとはいえ、グリスレスにしたBBはやはり釣行3回に1度くらいはオイルを補給してやる必要がある。AbuのBB(Abu Worksも含め)はクリアランスが大きいので、特に致命傷になりやすい。
20150426 T池 ― 2015/04/26 21:37
[天気] 晴れ
[最低最高気温] 13度/24度
[潮汐] 小潮
[日の出/日の入] 5:07/18:34
[前日の天気] 晴れ
[先週の天気] 月曜のみ本降りの雨。以降は好天で平年並の暖かさ
山からの流れ込みのため昨日よりまた数センチ水位が増えている。水色は昨日よりさらに濁り気味。いろいろやったが釣果はこの1匹のみ。
Fish#1
[アクション] カナダモの面に触れるか触れないかの低中速巻き
[気温] 21度?
[風] 西の風 1m
[場所] 北東奥のカナダモ地帯オープンウォーター
昨日と同じ場所、同じ戦法。珍しくフロントフック。巷の説が正しければ、下から喰い上げたということか。こういう釣り方のできるバイブレーションは今どきなかなかない。んー、しかし水が悪い。水面に泡ができるとなかなか消えない。同行した友人はマズメの帰り際に蓮きわの水深50~60cmの場所へソウルシャッドを投げて1匹(昨日もまったく同じ場所同じルアーでヒットしバラしている)。浅瀬で水温を測ってもらったらもう22度もある。
20150429 T池とM池 ― 2015/04/29 21:44
[天気] 薄曇り 時々 晴れ
[最低最高気温] 15度/23度
[潮汐] 若潮
[日の出/日の入] 5:05/18:36
[前日の天気] 晴れ
[先週の天気] 概ね好天で特に後半は最高気温が例年を上回った
Fish#1
[アクション] カナダモの面に触れるか触れないかの低中速巻き
[気温] 16度?
[風] ほぼ無風
[場所] T池中央首部。北東奥から伸びるカナダモ帯の上
いつもの北東奥よりは水質の良いことを期待し、今回は北岸から立ち込む。対岸方向へキャストし、これまでよりは若干速い1秒にハンドル1回転程度でカナダモの上っ面を舐めるようにリトリーブ。巻き終わりまであと2mとなりルアーのピックアップに移ろうとした瞬間にグイと重くなった。追ってきていたのだろう。この数分前にも、やや東向きに投げて喰ったがバれた。
Fish#2/#3
[アクション] ディープトゥイッチ&トゥイッチ (||:トゥル。トゥル。。トゥル。トゥル。。トゥル。トゥル。ツン、ツン。。:||)
[気温] 17度?
[風] ほぼ無風
[場所] T池中央首部。北東奥から伸びるカナダモ帯の上
Fish#1と同じ立ち位置から、Fish#2はやや東向き加減、Fish#3はほぼ真西向きにキャストし、深めを意識してジャーク主体とした。これまで「ジャーク」と書いてきたが、自分がM-1ミノーでやる「トゥル」動作はウォブルとロールをほとんど伴わず45度方面へスッとダッシュして停まるだけなので「ディープトゥイッチ」と表現した方が的確。Fish#3はほぼディープトゥイッチだけで釣った。
Fish#4
[アクション] ディープトゥイッチ&トゥイッチ (||:トゥル。トゥル。。トゥル。トゥル。。ツン、ツン。。ツン、ツン。。:||)
[気温] 23度?
[風] ほぼ無風
[場所] M池。東奥の沈下石組みの切れ目
20cmに満たない子バス。不意に浮いてきて食らいついた。M池は、まだ寒い時季に野池探索で一度入ってみたきりで、バスがいるかどうかさえ疑問だった。今回入った時には、フロートボートで独り淡々と岸辺に向かってジグだかテキサスだかを打ち続ける先行者がいた。立ち込み可能なワンドでも少しやったが、自分の装備と腕ではウッドカバーをかいくぐって岸ぎりぎりまでルアーを送り込むのは無理でありポイントを荒らすだけと思い、ワンドからは早々に退散した。自分がコバッチを釣った少し後、フロートボートの御仁は遠目にも40オーバーと分かるバスを上げていた。